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着物をもっと自由にファッションとして楽しむために【後篇】

[「なるのだ。」の舞台裏]

2023.04.19

4階「メゾン・ド・キモノ」コーナーの一角で始まろうとしている、大塚呉服店と神戸阪急のトライアルをお伝えした前篇に続いて、後篇は大塚呉服店スタイリングによるお出かけ着物のアイデアをご紹介!ファッションとして自由に楽しむ着物のヒントがいっぱいです。

春と一緒に自由に私らしく。おしゃれ着物ことはじめ

いつもと違う新鮮な色やテイストを取り入れて、おしゃれをアップデートしたくなる春。洋服を選ぶのと同じ感覚で、「着物」をワードローブに取り入れてみませんか?「着物はむずかしそう」という思い込みを捨てて、「好き」のアンテナに響くものを、自由に楽しく。4つのお出かけシーンに合わせたスタイリングをヒントに、あなたらしさが光るおしゃれ着物スタイル、探してみましょう。

Scene1 美術館の空間に映える着こなしでアート鑑賞へ

コットンの刺繍羽織と 春色小物でうきうきと

好きなアーティストの作品に会いに行く休日。モダンなホワイト系でまとめた着物と帯に、帯揚げや帯締めの色味で、うきうき弾む気分をオン。カジュアルな刺繍入りコットン羽織に、ちょっとポップなバッグを合わせれば、現代的なアート空間にもしっくり合います。【着物と羽織:木綿素材/帯:ポリエステル素材/小物:正絹の帯揚げ・三分紐にガラスの帯留め】

Scene2 老舗ジャズクラブの夜デートは、大人のこなれ感で

夜に溶け込むシックさに 上品な艶を散りばめて

カジュアルながら品があって悪目立ちしない、大人のコーディネート。ライトの下でさりげなく地模様が浮かび上がるジャガードデニム地の着物は、艶感のあるペルシャ紋様の半幅帯と好相性。白い帯締めが、暗がりでもキリリとした印象を与えます。足元は大胆にローズ色の草履で女っぽさを。【着物:ストレッチデニム素材/帯:ポリエステル素材/小物:正絹の帯揚げ・三分紐にガラスの帯留め】

Scene3 セレクトショップのオープニングパーティにお呼ばれ

チェリーレッドの 色無地でドレスのように

門出を祝う気持ちを込めて、チェリーレッドの色無地と菊の紋様の袋帯をセレクト。シンプルさの中にも華があり、洋服でドレスアップした人々に混じっても粋な存在感を発揮できそう。一点ものも扱うようなこだわりのあるお店なら、作家ものの帯留めを合わせて個性を表現してみては【着物:東レシルック(ポリエステル素材)/帯:ポリエステル素材/小物:正絹の三分紐・帯揚げに、コットンパールの帯留め】

Scene4 気の合う女同士でホテルのアフタヌーンティへ

“好き”を詰め込んだ 甘さの中にも透明感を

着物を気にせずに食べておしゃべりしたい日は、ワンピース感覚の洗えるポリエステル着物でお出かけ。チョコレートブラウンにターコイズグリーンの差し色が映えるフェミニンなコーディネートに、ラメ入りの三分紐や箔入りガラス帯留で、きらりと透明感を加えました。【着物:東レシルジェリー(ポリエステル素材)/帯:ポリエステル素材/小物:正絹の三分紐、帯揚げにガラスの帯留】

いかがでしたか?あれこれルールが気になる冠婚葬祭の着物と違って、おしゃれ着として楽しむなら、ふだん洋服をコーディネートするのと変わらない感覚で選んでOK。あなたの個性をきらり輝かせる一枚の着物、まもなく新装オープンする4階「メゾン・ド・キモノ」コーナーで見つけてください。

(なるのだ編集室 松本幸)

大塚呉服店(4階「メゾン・ド・キモノ」コーナー)

「きものを着たくなる呉服店」をコンセプトに、自由にファッションとして楽しむ着物を提案。神戸阪急で展開する新しいショップでは、販売だけでなくレンタルも含めて、カジュアルなものからドレッシーなものまで幅広い着物のおしゃれをお届けします。